涼しげな風吹く芦ノ湖畔の出来事。紫色の『ホトトギス』がポピュラーではありますが、庭園の池ほとりを覗き込むと黄色の壺状をした美しき蕾を発見。
秋の花『紀伊上臈杜鵑草(キイジョウロウホトトギス)』です。もう少しで開花になりますが、とても上品な花をしております。名前の由来をご紹介致しますが、先ず『紀伊』は地域の名前、次に『上臈』は貴婦人とか高僧とかいう意味(名は体を表す!その通りですね)。最後に『杜鵑草』は、紫色の斑点があり、それが野鳥のホトトギスの胸の模様に似ている。ひとつの小さな花の名前にも多くの意味を含み、表し、名をつけた方にはとても感心するものがあります。
匠の宿 佳松 お便りページ
繊細な内匠の技のようにやすらぎのひとときを、ひたすらに心つくしておもてなしいたします。
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