皆様に笑顔を
さて宿に咲く「ネジバナ」。咲く向きや成長には、科学的な要素は含まれているのでしょうか。蘭科の多年草で右回りだったり左回りだったりと統一性が無く、自然に落ちた種子からは発芽し非常に強健に育つにもかかわらず、丹精込めて単独で栽培をしようとすると育たなかったりとかなり難しい特性をもっています。足元に生えるひた向きな姿も、葉や根・花を用いより多くの陽や水分を求め闊歩しております。背筋をシャキッと伸ばし、どの角度から見ても笑顔を絶やさないピンク色の花弁が暑き夏を耐え忍び咲いています。
自然の力と科学(文明)の進化。前言撤回にはなりますが、追いつきそうで追いつけない距離がまだまだあるのは何とも不思議なものですね。