春へのプレリュード

先日、ご宿泊されたお客様が仰っていた言葉です。「ウィークデーに自宅の窓から見る雨と、佳松で見る雨は違うんだよね。自宅から見ると心が急いているから、雨の中を傘さして出勤しなければならなくって。ズボンの裾が濡れたり、通勤電車内の湿度が気になったりね。佳松から見ると、時間に追われていないから、なんとなく風情を感じて雨も良いもんだと思うよ」。

なるほど、考えよう一つでいろんな観点から物事を見られます。いつも頭を柔らかく、フレキシブルな発想でいる方と話すとふむふむ、ほほぅと、感心するケースがあります。

春は一雨ごとにやって来る、とも言います。春の訪れを心待ちにしている方にとって、この雨が前奏曲となり、わくわくする方が多くいらっしゃることを想いながらシャッターを押しました。G.H.